お答えします

トリチウムの取扱い

国政モニターの意見等:福島原発の廃炉、汚染水処理について

経産省「廃炉・汚染水ポータルサイト」の「よくある質問」の中にALPS浄化処理後の汚染水(トリチウム水)の海洋放出についての解説があるが、例えば中部電力のサイトでは、トリチウムは大気中や水に自然に含まれ皮膚もほとんど透過せず、口に入っても代謝により排出される、など人体には非常に影響の少ない物質であることが易しく説明されているのに、なぜ当該サイトではまだ大きな危険を含んだ状態であるような扱いなのか。事故後の現在、放射線の影響について非常に過敏になっておられる方もいらっしゃるのは理解しているが、処理後の水についてはあくまで「処理水」として汚染水とは分けて考え、タンク増設等の無駄な負担を抱えるよりは希釈して海へ放出などの処理が進んでいくことを望んでいる。また、今後の処理に長い年月がかかることを考えれば、東日本大震災と同程度の津波への対策として堅牢で確実な防潮堤がやはり必要ではないかと思う。

トリチウムの取扱い(回答:経済産業省)

この度は、廃炉・汚染水ポータルサイトに関する御意見をお寄せいただき、ありがとうございます。

トリチウムは半減期12.3年の水素の放射性同位体で、極めて弱いベータ線を放出しますが、海水中に水として存在することから、人体や魚介類等の生物に摂取されても速やかに排出され、蓄積しないとされています。トリチウムには自然由来のものもあり、水道水にも微量に含まれています。

トリチウムの生体に与える影響は、食品中の放射性物質の基準として設定されている放射性セシウムより極めて小さく約1000分の1となります。

こうした解説については、2月に制作・公表したパンフレットにも記載しているところです。

トリチウムは、多核種除去設備で汚染水の浄化処理を行った後も残りますが、この水の取扱いについては、「東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」において、「2016 年度上半期までに、その長期的取扱いの決定に向けた準備を開始する」としています。

トリチウム水の処理方法については、現在、政府の汚染水処理対策委員会の下に設置したトリチウム水タスクフォースにおいて、海洋放出を含めた様々な選択肢の技術的成立性、処理期間、施設規模等を整理しており、関係者のご理解を得ながら、方針決定に向けた取組を進めてまいりたいと考えています。

大規模津波対策としては、福島沖で想定される津波(アウターライズ津波)の遡上を防ぐ仮設防波堤を設置しているほか、非常用電源の確保や、地下トレンチ内の高濃度汚染水の除去を既に完了し、建屋の開口部閉止を段階的に進めているなど、優先度の高いリスクへの対応を着実に行っており、引き続き、施設全体のリスク低減対策を検討・実施していくこととしています。

福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策は、経済産業省が担うべき最も重要な課題です。引き続き着実に取り組んでまいりますので、一層の御理解と御協力をお願いいたします。

 

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